妊娠中の子宮がん治療

子宮がんと診断されたのが妊娠している時である場合の治療法について見ていきましょう。

子宮体がんは50歳以上の罹患が多いため、主に考慮すべきなのは子宮頸がんとなります。検診で子宮頸がんが発見された場合には、どの程度の進行度であるかが重要になります。病期(ステージ)は0期から4期までに分かれます。このうち、1a2期以上になってしまうと、手術によって子宮を摘出する必要があり、無事に出産することはできなくなってしまいます。

それ以前の段階であれば、病変のみを手術によって切除し、子宮を温存する円錐切除術を使うこともできます。再発の危険は残るものの、子供を産むことができるという大きなメリットがあります。ただし、円錐切除術は流産や早産の可能性を高めます。これは、産道の一部である子宮頚管が短くなってしまうためです。

このほかにも、初期症状の場合や、出産の時期が迫っている場合には、子供が生まれてくるまで治療を延期するケースもあります。症状の進行度もよく踏まえた上で、専門医やパートナーの方とよく相談して方針を決めましょう。

妊娠を希望している女性の子宮がん治療

子宮体がんの場合には、妊娠の年齢と重なることはまれですが、もし罹患しても初期症状であれば手術を行うことなく黄体ホルモンを使って治療することで、出産可能な状態を維持することができます。

子宮頸がんにおいては、手術で子宮を全摘出してしまえば、可能性を断つことになります。もっとも、症状が悪化してしまっていれば、それを余儀なくされる場合もありますが、進行度によっては患者さんの希望によって切除範囲を変えてもらえることがありますので、専門医に希望をはっきり伝えておきましょう。

円錐切除術の場合であれば、術後に子供を作ることは可能です。ただし、早期の場合しか対象になりません。新しい術式である広汎子宮頸部摘出術であれば、切除範囲が子宮頸部と膣の一部、リンパ節、基靭帯となり、術後の出産も可能です。広汎子宮頸部摘出術であれば、円錐切除術よりも進行した場合であっても適用対象となるメリットがあります。

もっとも、これらの術式を適用できるのは初期の限られた時期のみであり、進行してしまえば全摘出が必要になります。そのため、早期発見が大切な条件となるのです。

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