子宮がんの再発多くの場合、子宮がんの再発は3年以内に起こり、治療後5年経っても再発がなければ完治したものと考えられています。 治療を行っても、癌細胞が残っている場合には増殖し、子宮がんの再発につながります。症状が進行するほど、癌細胞は広がっていきますので、早期発見・早期治療は予後を良好にすることにも貢献します。反対に、末期に近づいていくほど、一見治療が成功したように見えても、再発する可能性が高まります。 手術の場合には、十分な範囲を切除しておくことが大切ですが、術後の機能障害や合併症のリスク、妊娠や出産の希望などを考慮すると、むやみに広範囲を摘出するわけにも行きません。的確な見極めが必要となりますので、専門医の力量によっても、予後が左右されることになります。 子宮がんの再発を予防するために、手術に放射線治療や抗がん剤を併用することがあります。補助療法としては、かつては放射線治療が主流でしたが、現在では抗がん剤が中心となっています。 手術に代わって、放射線化学療法が用いられることもあります。進行度によっては、手術と同等の効果を期待できる上、QOL(生活の質)の向上にもつながり、有用な方法となっています。治療法を選択する際には、専門医とよく相談してそれぞれの方法の長所や短所を考慮しましょう。 再発は原発巣でばかり起こるわけではなく、肺や肝臓、骨、脳への転移として見つかることもあります。治療後の再発に対しては手術ができるケースが限られており、抗がん剤が基本的な治療法となります。抗がん剤によって腫瘍を小さくしてから手術することもあります。 |
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