子宮がんの生存率と死亡率予後の状態を的確に把握するためには、子宮がんの生存率や死亡率が参考になります。 一般的な目安ですが、5年生存率は0期がほぼ100%で、1期が85%、2期が75%、3期が55%、4期が20%ほどです。この数字は、子宮頚がんと子宮体がんの場合で、大きな開きはありません。早期発見が重要と言われるのは、0期であればほとんどの方が5年後も生きているという事実が証明していると言えるでしょう。 死亡率は生存率の裏返しですので、同じ期間であれば100%から上記の数字を引くことで概算の数字を出すことができます。もっとも、これらの数字は病院によって差があり、大きな開きを見せることもあります。一般に、多くの治療を行っている病院ほど、専門医や看護士のスキルが向上し、良好な治療成績を残す傾向があります。 多くの経験を持っているほど、様々なケースに柔軟に対応できるというのは、分かりやすい話です。病院によっては治療件数や生存率を公表していますので、病院選びの参考にしてみるとよいでしょう。治療に力を入れている病気があり、病院の特色となっていることもありますので、そうした特色を理解しておくことは大切なことです。 ちなみに、死亡率や生存率はステージごとに見ていくことで、患者さんの目安にすることができます。たとえば、2期の患者さんであれば、2期の数字を見ることは参考になります。 しかし、年齢や全身状態など様々な条件が異なることも事実です。あくまでも参考程度にとどめておくべきで、過信しないようにしてください。症状が進行してくると厳しい数値になっていきますが、治るという希望を失ってしまっては元も子もありません。 |
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