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子宮がんの手術後の注意子宮がんの手術後には、補助療法が行われることがあります。再発を防ぐために放射線治療や化学療法を用いるのが、補助療法に当たります。摘出しきれなかったガン細胞がある場合に、これらは有効な治療となります。 手術後に多くの患者さんを悩ませるものとして、排尿障害があります。具体的には、尿意の喪失や尿意を感じにくくなること、排尿困難、残尿、失禁といったものがあります。手術が終わって間もない頃には、半数以上の患者さんが尿意を十分に感じられないという調査もあるほどです。子宮がんの手術の際に、排尿に関係している神経が損傷を受けることが原因となっており、避けられない問題でもあります。神経の完全な温存は困難であると考えた方がよいでしょう。 解決策として、間欠的自己導尿を患者さんが行えるようになることが挙げられます。間欠的自己導尿とは、カテーテルを使って排尿する方法で、看護士の指導を受けて身につけておくことが必要です。残尿が多く残った状態が続くことは、腎盂炎につながる危険性もあります。 手術後には尿意がある時を逃さずにトイレに行くことや、尿意がない場合には時間を決めることが大切です。なかなか改善しない場合には、泌尿器科を受診してみるのもよいでしょう。デリケートな問題のため、医師に相談するのは恥ずかしいと思いますが、放置しておくのは得策ではありません。 |
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