子宮がんと不正出血

代表的な初期症状として不正出血があります。

月経時以外におりものに血が混ざっていることや、出血が起きることがありますが、これが不正出血です。子宮がんの兆候として見られることもあるため、検診を受ける場合には、必ず問診の際に医師に伝えておきましょう。

子宮頸がんと子宮体がんの両方において不正出血は見られます。一般的に検診を受けると子宮頸がんの検査しか行いますが、不正出血がある旨を伝えれば、子宮体がんの検査も必要であると判断されることがあり、早期発見につながることもあります。

血の量や頻度は様々ですので、一概に安全な基準がどれだけとは言えません。また、子宮筋腫や子宮内膜症など、他の疾患によってもたらされることもあります。全身の病気として血液疾患や敗血症、ビタミンＣ欠乏症が関係している場合がある他、卵巣がんや膣がんといった他の癌が原因になっていることもあります。

女性ホルモンのバランスが崩れると出血をしやすくなりますので、更年期のストレスや不規則な生活が遠因となることもあります。

婦人科の病院に行けば検査を受けることができますので、不安な方は受診しておくとよいでしょう。一般的には、超音波検査や細胞診を行います。もし子宮がんであるとしても、早期の段階であれば治癒させることが期待できますので、放置しないことが大切です。