子宮がん検診子宮がん検診を定期的に受けておくことは、初期症状のうちに発見する上で重要な役割を果たします。治療のことを考えても、初期の段階で検診を受けて見つけておくことによって選択肢の幅も広がります。 しかしながら、子宮がんの検診は気になるものの、受けに行くのは勇気が要るものでもあります。安心して検診に臨むためにも、基本的なことを知っておくとよいでしょう。 まず、子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがありますが、それぞれの発生率がおよそ7:3となっており、子宮頸がんの方が多く見られるため、検診においても子宮頸がんに主眼が置かれている場合があります。 また、検診を受けた場合に異常を発見できる確率としては、頸部の細胞診を行った場合で90%、体部で70%ほどと言われています。ここからは、子宮がん検診を子宮頸がんの検査と子宮体がんの検査の場合に分けて解説していきます。 子宮頸がんの検査・ 細胞診 ・ 組織診 ・ コルポ診 子宮体がんの検査・ 組織診断 以上が子宮がん検診を行う場合の検査の内容です。ただし、これらの検査をすべて行うわけではなく子宮頸がんの細胞診を全員に行い、不正出血があるなど、専門医が必要と判断した場合のみ子宮体がんの検査などを行うことが一般的です。 したがって、検診で上記の検査を全部受けられるわけではないことを承知しておいてください。検診の内容が気になる場合は、病院に問い合わせてみるとよいでしょう。基本的な知識があれば、病院側の説明も理解しやすいはずですし、気になる兆候がある場合には、希望すれば検診の中身を追加してもらえることもありますので、申し出てみましょう。 治療においても子宮がんの検診によって調べた病巣の状態や症状が前提となりますので、正確な内容を把握することは治療計画を立てるうえでも重要な役割を果たすことになります。 |
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